感覚派アスレティックトレーナー  身体と会話する日々
マッサージ師、鍼師であり、アスレティックトレーナーでもあるフィジカル系職人が、身体について、スポーツについて、その他よしなし事について綴る、教養系?ブログ
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テーピング講習(第一回) in 群馬県消防学校
4月29日(木)、群馬県消防学校テーピング講習をやってきた。
全5回7時間の初回で、3時間を頂いていた。
何しろ、93名に教えるのである。
足関節内反捻挫肉離れ(大腿)のテーピングを予定していたので、         ※1
3時間でも不安があった。

実際には生徒1名が家庭の事情で欠席し92名だったが、
結局は足関節テーピングのみで終わった。
簡単にテーピングについて基本知識を教え、
全員にテープ類を配って実習の準備ができた時点で、
40分以上が経過していた。

第2回からは1時間ずつの授業時間の予定なので、
この初回にテープの扱い方やテープの剥がし方までを含め、
基本的な技術を教えておきたいと考えていた。
そこで、まずはテープの持ち方引き出し方切り方
何回も練習させた。

その上で、足関節テーピングアンカーの巻き方だけ
練習させた。
二人組で手首、前腕、下腿に巻く位置を変えながら、
交代でひたすらアンカーの練習をさせた。
その際、生徒の間を巡回をしたのだが、
通路が狭くて移動に無駄な時間がかかったので、
次回以降机(長机)の向きを斜めにさせるなど工夫したい。

アンカーの練習だけで最初の1時間が過ぎ、
一旦休憩を入れた。
この時点で、肉離れのテーピングはほとんど諦めた。

休憩時間に、数名の生徒が足や膝の相談をしてきた。
話を聞くと、ランニング(10km)をやらされた後、
痛みを生じたらしい。
この日の午後にもラン二ングが予定されているという。
(5月にはマラソン大会?があるらしい。)
そこで、休憩後には、一旦アイシングの説明をした。                ※2

ここで、一旦生徒を一人モデルにして
足関節内反捻挫テーピングを実演してみせた。
(ビデオカメラをプロジェクターにつないで
スクリーンに投影して観られるようにした。)
生徒には、配布した資料(テーピング連続写真)を観ながら、
やり方を確認させた。

その後、また二人組で
アンカースターアップホースシューまでを練習させ、
その間生徒の間を巡回した。
全員に一人最低2回は繰り返すように指示し、
1人1回は私が出来映えをチェックしアドバイスするようにした。
次いで、フィギュアエイトヒールロックのみを
ホースシューまでと同様に練習させた。

残り30分ほどになっていたので、
足関節内反捻挫のテーピングを初めから終わりまで通しで、
お互いに左右両方の足関節にテーピングするように指示した。
これも巡回し、できるだけ多くの組みのできばえをチェックし、
アドバイスを行なうよう心がけたが、
生徒自身もお互いに評価し合うこと、
見栄えだけでなくテーピングされた足で立って
その感覚での評価も行なうように指示した。

何度も生徒のテーピングの出来映えを視認したので、
上手くできた者はその場で褒め、
そうして褒められた者やお互いの評価で上手くできた者を
挙手で確認させ、
そうした上達の早かった者には他の者に積極的にアドバイスするよう、
また周りの者は上達の早い者に積極的にアドバイスを求めるよう指示した。
上達の早い、筋の良い者は”テーピング実技リーダー”として、
私の補助役を担ってもらい、
今後残された講習で活かすつもりである。

この日は、ホワイトテープ(非伸縮性)のみで、
形状が複雑で難しい足関節テーピングを徹底したことで、
かなりコツを掴んだ生徒がいると思うし、
全体の理解度や上達度も良かったと感じている。
これ以後のテーピングはもっと単純なのものや
エラスティック(伸縮性)テープを利用するので
どんどん発展的に学ばせることが可能になると期待している。



※1 足関節内反捻挫テーピング

具体的な方法は、いろいろとバリエーションがある。
私が採用して教えた方法と若干異なるが、
参考になるサイトがある。
 Esport-Japan.com
アンカースターアップホースシューフィギュアエイトヒールロックなどの
個々の基本的巻き方も参照のこと。


※2 一旦アイシングの説明をした

挙手で調査したところ、
ランニング後に下肢に痛みを生じた者が1/3以上いた。
ほとんどは単なる筋肉痛であろうが、
相談してきた生徒達のように明らかなランニング障害の起きた者もいた。


 
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テーピング講習 in 群馬県消防学校
いよいよ明日は、
群馬県消防学校でのテーピング講習の初日である。
93名の消防学校生(消防士)にテーピング技術を
教えるという難事業が始まる。

1人余るという問題は残るが、
生徒達を二人組にしてお互いにテーピングさせて
実習させるという基本線はできている。
しかし、私が手本を見せて練習してもらうにしても、
一遍に93名が私の手元の細かいところまで観ることは
絶対に不可能である。
だから、全体をさらに大きなグループに分けて
交代で手本を観てもらうことになる。
そこで、自分のグループが手本を観る順番に無い時間帯に、
個々に練習させておくようにしないと、
時間の浪費になるし講習全体が締まらないものになってしまう。

本当に、基本的な技術に分けて、
それを個々に練習してももらうしか無い。
例えば、アンカー
(手首、前腕、脛、大腿などを一周するように巻く)、
スターアップホースシュー
ヒールロック(すべて足関節用の技術)などを
練習してもらうということ。
スポーツの練習でいう分習法である。
その上で、全習法で例えば足関節内反捻挫予防のテーピング
学習してもらうという形を計画している。

二人組をいくつかまとめてテーピングを作り、
そのグループの中で上達の早い者を
リーダーとして活用することも考えている。
リーダーには、テーピング内の生徒にアドバイスしてもらい、
私の補助者という役割を担ってもらう。
そうすることで、指導者が私一人しかいない点を
補うのである。
これは、小学校などで行なうグループ学習の方法に似ている。

さて、明日どうなることやら。

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許されないこと
私の知っているの施術師T氏が、『わいせつ容疑』で逮捕された。

T氏は、陸上競技では有名な鍼灸マッサージの治療院出身で、
独立後も大学・実業団チームの大物選手達を治療するトレーナーの一人。
4年前位だったと思うが、
私が日本陸連(トレーナー部)の派遣で国際千葉駅伝トレーナーをした時、
彼も同じ派遣トレーナー(3人)の一人として参加していた。
私は、その時のチーフ(責任者)ではあったが、
トレーナーとしての職歴は私を上回っていた。
T氏は普段から日本代表・学生代表クラスのクライアントを抱えていて、
国際千葉駅伝の日本代表選手・学生代表選手の中にも
何人も普段から彼にかかっている選手がいる状況だった。
トレーナーとして、整骨院経営者として、大いに成功してるように見えた。

彼は、大腿の内側の筋肉を重視し
内側ハムストリングや内転筋をほぐさないと
下肢全体の問題を解決することができない、
そう考えていると言うことだった。
私とは見方・考え方が違うんだなと思いながらも、
積極的に若いもう一人のトレーナーに自分のやり方を教える様子に、
エネルギッシュだなと感心したものだった。

あれから4年、つい先日の新聞で、彼の逮捕のニュースに接した。
本当に驚いている。
まだ、被害届が出され、逮捕されたとは言え、
取り調べを受けている段階だと思う。
私自身もトレーナーの一人であり、
できれば事実であって欲しくないが、
もしも、事実であれば、こんな情けないことはない。
セラピストとして、また、トレーナーとして、
クライアントをそのような目で見てしまってはいけないのは
当然のことである。
私自身も、
誤解を招くことのないよう、
クライアントの女性に不安を与えることのないよう、
いっそう注意しなければならない。



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トレーナーの目指すところ 2
前回と同じタイトルですが、
「トレーナーとして、何を目指して選手に関わるのか?」と言う意味で、
『トレーナーの目指すところ』を考えてみたいと思います。

私個人の考えですが、
トレーナーは、選手に自分の健康管理をできるようになってもらうことを
目指すべきだ
と思っています。

私たちアスレティックトレーナーの役割は、
スポーツ傷害予防、                                ※1
スポーツ傷害の認知と評価
スポーツ傷害の救急処置
アスレティックリハビリテーションリコンディショニング)、
コンディショニングトレーニング
指導相談などで、アスレティックトレーニングと総称されます。
これらは、選手との間で個別に行われることがほとんどです。
また、選手が行動の主体であるものが多いのです。

ですから、その具体的な中身について、
選手自身自分がどんな処置を受けたのか、
どんなプログラムで、どんなメニューを処方されたのか、
などを身をもって知る事ができます

また、トレーナーは、
何のために、何をする必要があるのかを説明したり、
選手の質問に答えたりすることで
選手に情報を与える機会を作れます


選手にアスレティックトレーニングの意味を伝え、
選手が主体的にアスレティックトレーニングに取り組んでくれることが、
その効果を最大にあげる方法であり、
トレーナーにとっての最も重要な仕事であると思います。
選手がスポーツ傷害を負ってしまったとしても、
その応急処置の仕方、
傷害の治癒過程での患部の管理の仕方やリハビリの段階の踏み方、
具体的なリハビリメニューの内容と組み方など、
リコンディショニングに必要な知識と技術を実体験して
自分のモノにできたら、
その選手はスポーツ外傷を負っても
自分で対処できる力を持った事になります。
しかし、漫然と医師や理学療法士トレーナーなどに任せきりにしたり、
その言うままにただ機械的にリハビリを行ったりしていたのでは、
また同じような機会がきた時に
自分で考えて判断する事も対処する事もできません。

また、アスレティックトレーニングで最も重要なのは、
傷害予防とその為のコンディショニングトレーニングだ思います

スポーツ傷害後に以下に適切な治療を受け、
適切なリハビリを行ったとしても、
貴重な時間や機会を奪われる事に違いはありません。
スポーツ傷害を予防でき、
良好なコンディションを維持できる事ができれば、
トレーニングを積み上げる事ができ、
貴重な機会を逃さずにチャレンジする事ができます。

アスレティックトレーナースポーツ傷害の予防のために
様々な情報を選手に送り続けなければ行けません
し、
選手はそれらの知識や考え方、技術を身につけていく事が、
最も選手自身にとって為になるということを知って欲しいと思います。
傷害予防や適切なコンディショニングトレーニングの方法は、
個々には難しいものはないので、
選手自身が自分の環境などに合うよう知恵を絞ってアレンジできるか、
習慣にできるかどうかが問題なのだ
と思います。


選手はアスレティックトレーニングの多くを理解し、
自分一人で方法や内容を考えたり判断したりし
実践できるようになります。
そうなれば、アスレティックトレーナー
その選手に付きっきりになったり
総てを指示したりする必要はありません。
理想的なアスレティックトレーナーと選手の関係は、
自立した選手のそばで見守る存在、
ここぞと言う時にサポートする伴走者のような存在
と言えるのではないかと思います


それはコーチと選手の関係と同じであるし、
教師と生徒の関係と同じと言っても良いでしょう。
究極の理想の選手像は、
アスレティックトレーナーのいらない選手と言えるかもしれません。


※1 スポーツ傷害予防

スポーツ傷害とは、
スポーツを行っている時に起こる(所謂)怪我のこと。
1回の瞬時の力で起こる外傷(骨折ねん挫肉離れ、等)と
何千回何万回という繰り返しの力で起こる傷害(骨膜炎滑液包炎、等)とに分けられ、
それぞれスポーツ外傷スポーツ傷害と呼ぶが、
急性外傷慢性外傷と呼ぶこともある。

スポーツ傷害の予防とは、
テーピングなどで関節等をあらかじめ保護することや、
トレーニングや試合の直後に関節や筋肉をアイシングすること、
熱中症予防のためのドリンク類の準備など。
地味ではあるが事前の体調チェック用具防具などの点検、
グラウンドの地面や芝などのコンディションや
危険物が落ちていないかの確認なども含まれる。
コーチや他のスタッフ、選手自身がチェックを受け持つ事はあるだろうが、
専属のアスレティックトレーナーであれば、
そうしたチェック項目を洗い出しておいて、
日頃から啓発しておくことは職務に含まれるであろう。


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トレーナーの目指すところ
トレーナーと言う仕事は裏方ですが、
時々目につくことがあります。

それは、選手をマッサージしている場面だったり、
選手にストレッチングをかけているところだったり、
選手にテーピングしているところだったりと、
選手に絡んでいる場面が目につくわけです。

そして、それが有名な選手であったり、
プロのリーグや大会、オリンピックなどのビッグイベントで
活躍した選手であれば余計目立つわけですが、
マスコミによって、
そんな選手と対等に話してい手いる場面や、
叱ったり励ましたりしながらリハビリを行わせたりする場面や、
たまに「選手の活躍の陰に◯◯トレーナーの存在あり」
みたいな紹介のされ方をするのを見れば、
「かっこいい~!」という風に思ったり憧れたりする若者も出てくるでしょう。

しかし、トレーナーは、やはり裏方なので、
そんな風に「かっこいい陽の当たる存在」として憧れない方がいいと思います。
「かっこいい陽の当たる存在」になりたい人は、
トレーナーには向かない
と思います。
トレーナーは、あくまでも選手やチームという輝く存在を支える黒子で、
自分から輝きを放つ存在ではないのです。
トレーナーにスターはいないのです。
トレーナーの間で、尊敬される存在、憧れられる『スター』は
いるかもしれませんし、いても良いでしょうが。)
特定の個人のトレーナーに注目するより
>トレーナーという専門技術職集団の存在に注目して欲しいと思います。

さて、トレーナーは自ら輝かないということは、
輝く『スター』選手やチームについていることが、
自らに光を当てる唯一のチャンスかもしれません。
という事で、
やはりプロのチームや選手の専属トレーナーになることを夢見る
トレーナーの卵は多いかもしれません。
しかし、トレーナーの仕事は、
基本的には対象とする選手のレベルに関係なく同じ
です。
トレーナーの仕事の重要性や存在意義が、
対象とする選手のレベルの高低によって変わる事はありません

どんなレベルの選手が相手であっても
決して陽の当たることのない選手が対象であっても、
トレーナーとしての職務に全力で当たらなければなりません。

私は県内の陸上競技大会で大会トレーナーを務める事があります。
トレーナーとしての私を訪れる選手は、
皆怪我をしたりどこかを痛めたりした選手です。
同じような時間帯に数人の選手かが訪れた時、
どんな順序で処置していけば良いのでしょうか?

私の場合、特に症状の重い者を最優します。
例えば、熱中症と思われる選手や大きな怪我が競技中に発生したら、
他の選手の処置中でも中断して駆けつけます。

それほど重症でない場合は、
次の競技までの時間の迫っている者から順に診ます。
重い症状の者ほどじっくりと時間をかけます。
軽い症状の場合だったら、
氷を渡してアイシングをどのようにするかと教えたり、
他の選手を処置している横でストレッチングをさせるなどで
終える選手もいます。
それは、相手が国体選手だろうが、
日本チャンピオンだろうが、
予選落ちばかりの子だろうが、
そんなことは関係ありません。
こちらで決めた、優先順位や基準の前では平等に扱います。

もっとも、こんな事は当然の事だと思いますが、、、。


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プロフィール

フィジカル系職人

Author:フィジカル系職人
職業:マッサージ・鍼治療院経営
   アスレティックトレーナー
生息地:群馬
本名:佐藤 暢彦

身体のこと、治療のこと、スポーツのこと、などなど。日頃考えていること、興味を持っていることについて、書いていきたいと思います。

このブログについて:更新作業は治療室内のMacで行なっていますので、早朝や深夜、休業日の木曜に更新されることは基本的にありません。



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