感覚派アスレティックトレーナー  身体と会話する日々
マッサージ師、鍼師であり、アスレティックトレーナーでもあるフィジカル系職人が、身体について、スポーツについて、その他よしなし事について綴る、教養系?ブログ
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伊達公子選手(ウインブルドン2009)
ちょっと、タイミングの遅れた話ですが、
今年のウインブルドンに久々に帰ってきた伊達公子選手は、
善戦及ばず1回戦で敗退してしましました。

23日深夜、NHK(総合)で試合を放送していることに気付いて試合を見たのですが、
第3セット途中からの観戦となってしまいました。
すでに動きがおかしいと感じたのですが、
試合後のインタビューで筋痙攣を起こしていたことがわかりました。
第9シードの若い選手を相手に、
充分勝てるような内容のテニスをしていたのに
悔しい結果でした。

第3セットの第3ゲーム中に審判にトレーナーを要求し、
ゲームの間にトレーナーのケアを受けました。

最初、トレーナーは伊達選手の話を聞き、
その後ドリンクを飲むように勧めていました。
(テレビ画面の様子からそのように推測しました。)

次いで、伊達選手を仰向けに寝かせ、
ビニール袋に入れた氷(アイスパックと言う)を使ってアイシングをしました。
左の大腿の裏(ハムストリング)と地面(芝生)の間にアイスパックを置き、
左ハムストリングを冷却しながら
もう一つのアイスパックで右大腿の内側(内転筋)を擦るようにして冷却しました。
その後、冷却し終わった右大腿の内転筋をストレッチし、
続いて左のハムストリングをストレッチしました。
このように、限られた時間の中で、
2カ所の筋を効率よくアイシングとストレッチングしていました。
非常に手際が良かったと思います。
(アイシングとその直後のストレッチングを組み合わせた、
クライオ・ストレッチングという方法です。)

ただ、残念ながら3分間と言う非常に短い時間しか与えられないため、
アイシングもストレッチングもあまり効果が得られず、
筋痙攣を抑えることはできなかったようです。
試合後のインタビューから、
第2セット終了後にはすでに手が痙攣したそうなので、
脱水状態になっていたのでしょう。
筋痙攣は非常に厄介で、あのような短時間では
抑えることは不可能と言っていいでしょう。

気になったことが一つあります。
アナウンサーが、第3セット中伊達選手の様子を見て、
伊達選手が気にしている部位に
左膝・ふくらはぎ・足の先を上げていたことですが、
左膝ではなく左ハムストリングに手を当てていたのだし、
ハムストリングをストレッチングしていたのであって、
一般の方というのはそこまでわからないものなのだなと知らされました。
我々(トレーナー)からみたら(安易に断定はできないが)、
伊達選手の仕草から様々なシグナルをキャッチして、
アクシデントの部位やアクシデントの内容を絞り込んで予測できるのにと
ふと思いました。
放送にもフィジカルコンディションやメディカル面を解説できる人を
加えたらいいんじゃないだろうか。


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プロフィール

フィジカル系職人

Author:フィジカル系職人
職業:マッサージ・鍼治療院経営
   アスレティックトレーナー
生息地:群馬
本名:佐藤 暢彦

身体のこと、治療のこと、スポーツのこと、などなど。日頃考えていること、興味を持っていることについて、書いていきたいと思います。

このブログについて:更新作業は治療室内のMacで行なっていますので、早朝や深夜、休業日の木曜に更新されることは基本的にありません。



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