感覚派アスレティックトレーナー  身体と会話する日々
マッサージ師、鍼師であり、アスレティックトレーナーでもあるフィジカル系職人が、身体について、スポーツについて、その他よしなし事について綴る、教養系?ブログ
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中殿筋・梨状筋 1(腰痛に対するマッサージ)
私は、
腸腰筋について』の最後の方や
腸腰筋について 3』で書いたように、
腰痛緩和のためのマッサージには
臀部の筋(中殿筋梨状筋)のマッサージを
重視して行なっています。

中殿筋・梨状筋 臀部マッサージのエリア01 臀部マッサージのエリア02

それは、一つには臀部の筋の緊張を緩和することが、
腸腰筋の緊張を緩和することにつながる
からです。
(これは、個人的な意見・仮説です。)

中殿筋や梨状筋は、骨盤と大腿骨をつなぐ筋であり、
骨盤を基にすると脚を動かす働きをするわけですが、             ※1
見方を変えれば、
骨盤と大腿との間を固定・安定させる働きをしているわけで、
脚に体重をのせて立っている時には、
骨盤よリ上の体幹を支え姿勢を安定させる重要な役割を担っています。

人は歩いたり走ったりしている時には、
必ず片一方の脚だけで立つ場面があります。
言い換えれば、歩くことは
片脚立ち(右) → 両足立ち → 片脚立ち(左) → ……
と連続させていくことでもありますし、
走ることは
片脚立ち(右) 〈ジャンプ〉→ 片足立ち(左) 〈ジャンプ〉 → ……
の連続ということでもあります。

中殿筋が麻痺したりして十分な筋力が出せないと、
片足立ちの時に支えている脚とは反対側へ
骨盤が下がって傾いてしまいます。
例えば、右の中殿筋が充分働かないと、
歩行中の右脚で支えている局面では
骨盤の左側が下がってしまいます

骨盤が左に傾くので、
その上に乗っている脊柱(背骨)をバランスを取るように反対(右)に傾け、
非常に横揺れの大きな歩き方になります。
このような歩き方を「トレンデレンブルグ歩行」と呼んだり、
トレンデレンブルグ徴候」と呼んで中殿筋に異常があるサインとします。

両方の中殿筋に著しい筋力低下や麻痺があると、               ※2
歩きながら骨盤が右にも左にも傾き、
上半身が左右に横揺れします。

異常という程度ではなくても、中殿筋が弱いために
歩くとき骨盤の横への傾きが大きいと、
エネルギー効率が悪いので疲れやすい上、
腰や膝や足など他の部位への負担が大きくなります

走る上でも同様なことが言えるので、
長距離ランナーなどは横揺れがある場合は、
中殿筋の強化やケアをする必要があるでしょう。


梨状筋については、また後日書きましょう。

※1 中殿筋や梨状筋は骨盤を基にして脚を動かす
中殿筋は、脚を横(外)に開く動きを担っている。
この動きのことを運動学では外転と言う。
逆に横(外)に開いていた脚を閉じる動きを内転と言う。
脚を内転させる働きをするのは、
主に太腿の内側についている内転筋群(数種類ある)。

  側臥位での股関節外転   立位での股関節外転   立位での内転
  側臥での外転(右)    立位での外転(右)   立位での内転(右)

梨状筋は、脚を付け根(股関節)から外に向ける動きを起す。
大腿だけ動くことはないので、膝やつま先を外に向ける動きと考えてもよい。
この動きを運動学では外旋と言う。
逆に大腿(膝・つま先)を付け根から内側に向ける動きを内旋と言う。
梨状筋は、脚の外転も行なう。
  立位での股関節外旋    立位での股関節内旋
  立位での外旋(右)   立位での内旋(右/少し足を前に出している=股関節屈曲)


※2 両側の中殿筋に麻痺がある場合
軽度な麻痺(不全麻痺)を想定している。
両側に完全な麻痺があると、歩くことはできないかもしれない。
立つことも立っていることも、非常に困難であろう。
(そのような症例は、実際には見たことがないのでわからないが、、、。)


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Author:フィジカル系職人
職業:マッサージ・鍼治療院経営
   アスレティックトレーナー
生息地:群馬
本名:佐藤 暢彦

身体のこと、治療のこと、スポーツのこと、などなど。日頃考えていること、興味を持っていることについて、書いていきたいと思います。

このブログについて:更新作業は治療室内のMacで行なっていますので、早朝や深夜、休業日の木曜に更新されることは基本的にありません。



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