感覚派アスレティックトレーナー  身体と会話する日々
マッサージ師、鍼師であり、アスレティックトレーナーでもあるフィジカル系職人が、身体について、スポーツについて、その他よしなし事について綴る、教養系?ブログ
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中殿筋・梨状筋 3 (腰痛に対するマッサージ)
前回は、梨状筋症候群という疾患があることに触れたところで
終了しました。

梨状筋症候群とは、
何らかの原因によって、座骨神経が梨状筋に圧迫されて
臀部や下肢に痛み・しびれなどの症状が現れる疾患です。
(詳しくは、梨状筋症候群/たはら整形外科のサイトより
      梨状筋症候群/飛翔会グループのサイト内、スポーツドクターコラムより)

私は、「腸腰筋について 3」でも書きましたが、
学生時代に陸上をやっており、
その頃腹筋を鍛えるつもりで、実は腸腰筋を酷使していて、
「こうした 「腹筋運動」 をやった後は、
腹筋よりも腰~臀部の奥が疲れて張りが出ました。
その疲労が積もりつもって、
いつも臀部の奥の辺りに重苦しい感じがするようになり

よく臀部を握りこぶしで叩いたりしていました。」
という状態でした。

この頃は、まだ梨状筋症候群と言える程ではなかった
(予備軍と言ったところ?)でしょうが、
この深部殿筋の緊張は数十年経った後も
私のからだの内部でじわじわと進行し、
3年前の3月頃、終に座骨神経痛となって現れました。
その痛みは、私が立つと
左脚の脛(外側)を膝の下(腓骨頭辺り)から足首の方まで走るように現れ、
歩く時に左脚荷重になる度に激しく痛みました。
左の臀部には常に重苦しいような鈍い痛みがつきまとっていました。

結局、左脛に放散する痛みは、
痛み出した当日と翌日の2度に渡って自分で左臀部に鍼を打つことで
なんとか消失しました。                          ※1
もちろん、痛み(座骨神経痛)の原因や鍼を打つポイントを
私なりに絞り込んだ上で施術した結果です。


ところで、梨状筋症候群については、
私が鍼灸・あん摩マッサージ指圧の専門学校で学んでいた頃に、
勉強する中でこうした疾患があることを知りましたし、
私が大学生時代に苦しんでいた臀部の重苦しさは
一つには梨状筋の緊張が原因であろうという想像もしていました。

ところが、その頃呼んだ本による梨状筋症症候群の説明は、
先天的に座骨神経が2つに分かれた梨状筋の筋腹の間を通るなど、
形状的に梨状筋座骨神経が挟まれ圧迫されやすいことで起こると       ※2
説明されていました。

私がインターネットを始めた8年程前などに
梨状筋梨状筋症候群と検索しても、
ごく少数の件数しか検索されませんでした。
それが、今では大量の件数が引っかかってきます。
時代の変化の速さを痛感しています。

梨状筋症候群は、
先天的な形状だけが原因ではないことがネット上で明確に知られるようになり
よかったと感じています。


※1 自分で自分の左臀部に鍼を打つ
私の手は右利きなので、左臀部に鍼を打つのは非常に難しいのです。
身体がそう柔軟ではないので、
右手が左臀部の一部にしか届かないし、
自分の身体を自分の手(指)先で触って調べたり
その時の圧痛などを正確に判断するなど
自分を第三者的に診て判断するのも難しいことです。
できれば、他の治療家に鍼を打ってもらいたかったのですが、、、。


※2 梨状筋と座骨神経の先天的な形状
(以下は2009年4月29日にアップした。)
  梨状筋と座骨神経 ピンク:梨状筋  グリーン:座骨神経(総腓骨神経・脛骨神経)
             ブルー:下殿神経  着色は私が行なった
  (『解剖学実習アトラス』 河西達夫 著、南江堂、P28 図1-26より)

この図のデータが、何時、どこで、誰によって、何人を対象に、
どのようにして得られたのかはわかりませんが、
これによれば、梨状筋症候群になりやすいと言われる
座骨神経(総腓骨神経)が梨状筋を貫くパターンが
全体の37%になることになる。

下殿神経が梨状筋を貫くパターンが全体の49%にもなるし、
後大腿皮神経が梨状筋を貫くパターンは全体の30%に上る。
大殿筋を支配する下殿神経が梨状筋の圧迫を受ければ、
大殿筋の緊張や大殿筋の筋力低下が起こるかもしれないし、
後大腿皮神経が梨状筋の圧迫を受ければ、
大腿後面の感覚異常(しびれ、痛み)が起こるかもしれない。


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Author:フィジカル系職人
職業:マッサージ・鍼治療院経営
   アスレティックトレーナー
生息地:群馬
本名:佐藤 暢彦

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