感覚派アスレティックトレーナー  身体と会話する日々
マッサージ師、鍼師であり、アスレティックトレーナーでもあるフィジカル系職人が、身体について、スポーツについて、その他よしなし事について綴る、教養系?ブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

中殿筋・梨状筋 4 (腰痛に対するストレッチング)
中殿筋梨状筋について説明してきましたが、
これらの筋はお互いに影響し合っているのだと感じています。
さらに大殿筋小殿筋大腿筋膜張筋などとも影響し合っています。
また、以前にも書いたように、
腸腰筋とこれらの臀部の筋群は影響し合っていますので、
腰痛の改善のためにマッサージやストレッチングをする場合は、
一度の施術時に腸腰筋や臀部の筋群のすべてに
働きかける必要がある
と思います。

ところで、中殿筋はストレッチしにくい筋ですが、
腸腰筋のストレッチング』の中で
腸腰筋のストレッチングとして紹介した写真2のストレッチングは
中殿筋のストレッチングにもなり得ます

腸腰筋Pストレッチング02

実は、このストレッチングでまずストレッチされるのは、
腸脛靭帯です。
通常、このストレッチングでは、
まず大腿外側にストレッチ感を覚え、              (腸脛靭帯外側広筋
(時にはハムストリングの外側にも)
続いて大腿前部(外側寄り)や臀部の外側にストレッチを感じ出し (大腿筋膜張筋
あるいは股関節の前方にストレッチ感が広がったり移ったりします。(縫工筋・大腿直筋・腸腰筋
時には、下腹部(深部)にストレッチ感を感じる人もいます。   (腸腰筋

股関節から大腿の前部~外側の広範囲の筋をストレッチするので、
人により緊張の強い筋が異なるからか
ストレッチ感を覚える筋が異なることや、
ストレッチを複数回行なったりストレッチングを45秒以上など長めに行なったりした時に、
ストレッチ感を覚える部位が広がったり移動したりすることは
あらかじめ心に留めておくといいでしょう。                 ※1


梨状筋を始めとする深層の外旋筋群のストレッチングは、
下の写真1・写真2のように行なうことができます。

  殿筋Pストレッチング02写真1  殿筋Pストレッチング01写真2

術者は、被術者の骨盤が動かないように、
片手で骨盤前上部(上前腸骨棘の2,3cm下)の辺りを押さえ、
もう一方の手で膝を反対の脚の方へ倒していきます。
(写真1では、右手で骨盤左側を押さえ、左手で左膝を押して倒しています。)
(写真2では、左手で骨盤右側を押さえ、右手で右膝を押して倒しています。)
この時、膝を倒された側の股関節は内旋するので、
外旋筋は伸張されることになります。


                               (以下は2009.5.9に記した)
このストレッチングでは、立てた膝(伸張される側)の角度によって
ストレッチされる筋の部位が変わってきます。
膝を大きく曲げれば、伸張される筋の部位はより下方となり、
膝の曲がりを小さくすれば、より上方の筋が伸張されます


立てた膝の角度は、足をどこに置くかによって決まるので、
こう言い直すこともできます。
足を反対側の脚の足もとに近いところに置けば置くほど
(膝の角度が大きくなり)より下方の筋が伸張され
足を反対側の脚の付け根(股関節)に近いところに置けば置くほど
(膝の角度が小さくなり)より上方の筋が伸張されます
足の位置と膝の角度

より上方をストレッチした時には中殿筋の後部線維が、
より下方をストレッチした時には大殿筋が、
ストレッチされる筋に加わってきます。

一人で行なうセルフストレッチングの方法は、
下の写真のような方法を薦めています。

  股関節内旋st01    股関節内旋st02

写真では、右側の股関節を内旋して(膝を内側に倒して)ストレッチしています。


※1 ストレッチ中にストレッチ感を覚える筋の範囲が広がったり移動したりする
臀部を含み股関節周囲は、関節運動に関わる筋が数多く存在し、
それぞれの筋の範囲は広範囲に及び、
また深層から浅層まで体表からの深さも様々である。

ストレッチングとは、一つの関節を一方向に曲げる動作をとることになるが、
通常同じ関節を同じ方向に動かす(=収縮して引っ張る)筋は複数ある
だから、あるストレッチングで伸張される筋は複数ある場合が多い
『○○筋のストレッチング』とよく書かれているが、
実は○○筋以外の筋もストレッチされていることが多いのである。

一度に複数の筋がストレッチされると言っても、
それぞれの筋の緊張の強さやストレッチングに対する反応(弛緩)の速さの違いなどによって
実際にここの筋が伸張されるタイミングや反応の起こるタイミングが異なる

深層に筋よりも浅層の筋により早く伸張の力がかかるので、
深層の筋までストレッチされるには時間がかかる。
こうしたことが、ストレッチ感を覚えるまでの時間のズレを生じる。


↓この記事に共感したり役立つと思った方は、クリックにご協力ください
スポンサーサイト

テーマ:スポーツ医学・コンディショニング - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://bodyi.blog17.fc2.com/tb.php/49-6104fa61
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2カウンター



プロフィール

フィジカル系職人

Author:フィジカル系職人
職業:マッサージ・鍼治療院経営
   アスレティックトレーナー
生息地:群馬
本名:佐藤 暢彦

身体のこと、治療のこと、スポーツのこと、などなど。日頃考えていること、興味を持っていることについて、書いていきたいと思います。

このブログについて:更新作業は治療室内のMacで行なっていますので、早朝や深夜、休業日の木曜に更新されることは基本的にありません。



最新記事



最新コメント



最新トラックバック



月別アーカイブ



カテゴリ



FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QRコード





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。