感覚派アスレティックトレーナー  身体と会話する日々
マッサージ師、鍼師であり、アスレティックトレーナーでもあるフィジカル系職人が、身体について、スポーツについて、その他よしなし事について綴る、教養系?ブログ
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第20回日本陸上競技連盟トレーナー研修会
8月28日(土)に、
第20回日本陸上競技連盟トレーナー研修会に参加するため、
味の素ナショナルトレーニングセンターに行きました。
トレーナー研修会の会場は、
主にナショナルトレーニングセンター内の陸上トレーニング場が使われました。

  味の素NTC陸上トレ場01   味の素NTC陸上トレ場02


午前は『陸上競技特有の動き方とトレーニング』というテーマで、
現役選手や講師のランニング動作や投てき動作を観察した上で、
ある課題を与えられてトラックを走ったり(4~50m)
やりを投げる動作をしたり、
ハムストリングを強化するためのトレーニング動作をしてみたりと、
日頃やらない運動をやらされました。
この講義の目的は、
陸上競技で発生しやすい外傷・障害を動きから理解し、
予防や治療に役立てることですが、
日頃走ったりしない私自身が
意外にもまだ(アラ50)走れることが嬉しい発見でした。
ただし、当然後日(軽い)筋肉痛が起こりました。

  10Aug陸連トレーナー研修会1   NTC陸上トレ場03


昼食後は、大研修室
陸上競技大会開催時の救護活動』というテーマの講義を聴き、
その後再び陸上トレーニング場に移り、
実際に救護活動のシミュレーションをグループに分かれて学習しました。
シミュレーションは、
「男子棒高跳びでの事故」、
「男子200mレース中の肉離れの発生」、
「女子800mレースのフィニッシュ直後の過換気症候群過呼吸)の発生」、
「男子やり投げ時の選手の転倒(傷害内容不明)」
という4つの事例で4人グループでの救護を想定して行いました。
特に棒高跳びの事故については頭部外傷脊椎損傷などのリスクも高く、
具体的なイメージを頭に焼き付けて来ることができ、
大変勉強になりました。


この研修会の受講中、偶然にも大学陸上部時代の後輩に会いました。
1年後輩で、埼玉県で公立高校の教師をしている
山田真由美(旧姓河原)さんです。

彼女は陸上競技指導者として優秀で、
この日同じナショナルトレーニングセンター陸上トレーニング場で、
国際陸上競技連盟ユースコーチの養成研修を受けているところでした。
彼女は、中学時代から優れた選手で、
高校時代(浦和一女)には走り幅跳びで6m以上を跳び、
アジア大会では3位に入賞しています。
長身小頭の美人でスタイルがよく、頭もよい上に、
大学時代は人間的に大きく成長して
大変優秀で魅力ある女性になりました。
2年ほど前には国立スポーツセンター(JISS)で長期研修し、
その間に女子走り幅跳び日本記録保持者の井村久美子(旧姓池田)選手の
サポートも行なうなど                              ※1
レベルの高い実践を積んでいます。
今回の国際陸連ユースコーチ養成講習の受講を含め、
旺盛な陸上競技への(走り幅跳び)研究心と指導への情熱を感じます。
尊敬できる後輩がいることは
励みであり自慢でもあります。

短い時間でしたが、近況を話し合ってわかれました。
こちらは1日だけの研修でしたが、
あちらは全7日間でまだ2日残っており、
終わったら即学校が始業してしまうとぼやいていました。
今日は、始業後の最初の日曜日。
ゆっくりと休めていると良いのですが。



※1 女子走り幅跳び日本記録保持者の井村久美子(旧姓池田)選手のサポートを行なう

Training Journal』2009年3月号(特集 状況に応じた走り方)に記事あり。
  「走幅跳の助走―池田久美子選手に対するサポートより」


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日本陸上競技連盟トレーナー研修会
2010年1月11日(月)は第19回日本陸上競技連盟トレーナー研修会に参加しました。
日本体育協会公認アスレティックトレーナー研修会JASA=AT)から
3日連続の研修会参加となりました。

JASA=AT研修会は原宿駅近くの岸記念体育館で行なわれ、
前日は研修会が終わってから群馬に帰って仕事をしましたが、
特による10時頃まで仕事をした為に就寝も遅めになり、
陸連トレーナー研修会当日は寝不足ぎみでした。
普段ここまで集中した勉強をしていない上に寝不足も重なり、
充実しつつもかなり脳には過重負担だったように思います。
Around 50の身では、正直疲れました。

午前に日本陸上競技連盟医事委員会トレーナー部の総会があり、
昼食を挟んで午後に研修会が行なわれました。
研修会の内容は、『疲労骨折』に絞られたもので、
長距離選手に多い疲労骨折の特徴・治療とそのリハビリについて、
パワー系種目に多い疲労骨折の特徴・治療とそのリハビリについて、
それぞれドクターとトレーナーから講義があり、
最後に選手の講演(疲労骨折からの復帰)がありました。
研修会は全部で約3時間30分ほどでしたが、
内容の濃い充実した研修会でした。

疲労骨折については、いかに早く発見するかが重要で、
初期にはレントゲンでも見つけにくいものですが、
2~4週間後にもう一度レントゲン写真を撮ることで
判明することが多いようです。
MRIやCTスキャンをあわせてば診断しやすくなることがよくわかりました。
経験を積んだドクターが増えることで、
診断が早く正確に下せるようになるでしょう。

長距離選手の疲労骨折の発見につながるような
トレーナーによる鑑別の方法が紹介され、
自分の採っている方法がある程度妥当性があることを確認できたと同時に、
他にも有効な方法を知ることができたのが良かったです。
方法を複数持ち、それぞれの限界などを知った上で
同時に複数の方法を用いることで総合的な評価ができ、
疲労骨折のより早期の発見につなげることが可能となるでしょう。

体験を話してくれたのは、2009年歴史的な快挙を成し遂げた某選手ですが、
数年に渡り記録が低迷したように見えた背景には
どんな事情があったのかを知ることができ、
また、そのけがと手術を通じ、どのような意識改革と新しい試みや工夫があったのか、
大変に興味深い話が聞けました。
とても勉強になったとともに、
その選手に対しての親近感と畏敬の念が強くわき上がってきました。


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平成21年度日本体育協会公認アスレティックトレーナー研修会
2010年1月9日(土)~10日(日)の2日にわたって、
日本体育協会(JASA)の公認アスレティックトレーナー研修会に参加しました。
日本体育協会公認アスレティックトレーナーJASA-AT)については
以前に『日本体育協会公認アスレティックトレーナー』というエントリーを
設けて説明を書いています。

初日は昼から始まり、
『トレーニング科学』(筋機能に関する運動生理学的研究の流れと成果)、
 JASA-ATの現状と展望について(講演)、
 JASA-ATの活動形態別に問題等を話し合う分科会、
 アスレティックトレーナーの活用するテクニック別の分科会、
と言った内容で、全部で約6時間(休憩時間含む)の研修が行なわれました。
また、研修終了後には情報交換会(懇親会)が行なわれました(希望者のみ)。

第2日(最終日)は、
 風邪症候群・インフルエンザの予防対策について、
JASA-ATの資質向上ために』というテーマのシンポジウム、
という内容で時間(休憩時間含む)の研修が行なわれました。

全体をみると、
JASA-ATおよびJASA-AT制度のおかれている現状と課題、
今後のあり方や展望に関しての話が多く、
この資格・制度をスポーツ界のみならず社会的により認知させ浸透させ
真に発展させていくための方策を総合的に考えているのだな、
そしてその覚悟と行動を我々個々のJASA-ATに促しているのだと感じました。
日本でアスレティックトレーナー(いわゆるスポーツトレーナー)を認定する資格として
ONE&ONLYな存在であると自負しているが、                     ※1
現状はまだ資格や制度として確立した・完成したというよりも
世間一般的に認知されていないしまだまだ制度として未完成であるということでしょう。

中央スポーツ団体と地方(都道府県レベル・市町村レベル)スポーツ団体と間には     ※2
JASA-ATの認知度には大きな差があります。
競技種目の違いによる認識のさもあります。
そこには経済力の違いも関係していれば、
人材・マンパワーの違いも関係しているでしょう。
そのギャップをどのように埋めていくのかということも
大きな課題であると思います。

JASA-ATの将来に向けた改革としては、
具体的には、日本体育協会で行なわれるJASA-AT養成のコースでの
カリキュラムの大幅な時間増がその一つとしてあげられます。
さらに資格取得(登録)後も
その継続の為の義務研修が大幅に増やされる可能性が言及されました。
JASA-ATであるためには継続して勉強・研鑽し続けることが求められ、
そのことによって資格の信頼性をいっそう高めていくことは
大きな改革の柱と位置づけられそうです。

新年から身が引き締まる、しかしポジティブな将来展望がみられて
ためになる研修会でした。


※1 アスレティックトレーナーを認定する資格としてONE&ONLYな存在

医療資格(免許)や教員免許などのように、
国(省庁)が認定するアスレティックトレーナー資格は今のところ無い。
すべて民間の資格ということにはなるが、
JASA-AT日本体育協会という
学校体育以外のスポーツを推進・統括する為に作られた、極めて公益性の高い
しかも行政機関(補助金、職員の派遣等)や一般国民にも認知度の高い団体

による養成・公認資格なので団体としての信頼性が高いということと、
そして極めて厳格でバランスのとれたカリキュラムと検定試験制度を採っているので、
資格の信頼性も高い
ということ点で、
日本ではONE&ONLYな存在であると言って良いだろう。

他の団体の資格にも教育内容に良いものを持っているものもあるだろうが、
総合的には『資格』として考えるには内容や厳格性が足らないのではないだろうか。
スポーツトレーナー』と名付けられた『資格』というものには大したものは無く、
アスレティックトレーナー』という名称を覚えておくと良いと思う。
ただしJATAC(日本アスレチックトレーナーズ協会)というのもあり、
ちょっと紛らわしいのですが、
この協会(主に柔道整復師で作っている)およびこの協会公認アスレチックトレーナーは
日本体育協会および同協会公認アスレティックトレーナーとは一切関係ありません。


※2 JASA-ATの認知度の差

例えば日本サッカー協会に加盟しているJリーグでは、
加盟チームのトレーナーはJASA-ATであるこを義務づけていたかと記憶している。
特に試合のベンチに入れるトレーナーはJASA-ATだけである。
また、日本サッカー協会
各カテゴリーの代表(日本代表および年代別代表)に帯同するトレーナーは
JASA-ATでなくてはならないと決めている。
このように各競技団体の代表チームのトレーナーは、
JASA-ATである率が高い。
国体では日本体育協会からは各都道府県チームのトレーナーに
JASA-ATを使うよう指導(要請?)しているが、
実際には指導(要請?)どおりになっていないケースが少なくない。
もちろん、各都道府県体協や各都道府県内の競技団体には
トレーナー自体を雇う経済的余裕がなかったり、
無償であっても協力してもらえる人材を備えていなかったりするところが
(そもそもそんなコネもそんな発想も無かったりするところが)
まだまだ多いらしい。


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研修会
昨日9日(土)と今日10日(日)は、
日本体育協会公認アスレティックトレーナー研修会に参加しました。
この資格を維持するためには資格の有効期限である4年間のうちに、
必ず1回は義務研修を受けねばならないのです。

研修会は渋谷にある岸記念体育館で行なわれましたが、
最終日の今日は昼過ぎに研修を終えた後、高崎に真っ直ぐに帰り、
3時10分からヤマダ電機女子陸上競技部の選手寮で選手を一人マッサージ。
その後治療室に帰り通常の業務。
夜は再びヤマダ電機女子陸上部の選手寮へ。

明日は、国立スポーツ科学センターで行なわれる
日本陸上競技連盟トレーナー研修会に参加する予定です。
16時30分に終了(予定)後、
夜はまたヤマダ電機女子陸上部選手寮で選手一人をケアする予定です。

もう出かけなければならないので、
後日もう少し詳しく研修について書く予定です。
群馬スポーツサイエンス研究会 11月定例会
去る6日(木)、群馬スポーツサイエンス研究会の11月定例会に参加しました。

今回のテーマは「ビジュアルトレーニング」。
講師は、群馬県立渋川清翠高校サッカー部監督の小林先生。

小林先生は、実は私の高校・大学での陸上部の先輩である
征矢英昭(そや ひであき)筑波大学大学院准教授(運動生化学)
の妹さんのご主人です。

1992年に参加した第12回サッカー医・科学研究会(※1)の報告書に、
小林先生の論文が掲載されていました。(※2)
同じ群馬県にこんな方がいたのかと、何とはなしに覚えていました。

数年後、筑波大学で開かれたトレーニング科学研究会(※3)に参加した時、
学食で昼食を食べていると、
同じテーブルに(多分)3人の男性が座りました。
聞くとはなしに聞こえてくる会話から、
その中の一人が、サッカー医・科学研究会で論文を発表した
小林先生であるらしいことに気付きました。
早速話しかけてみると、やはりそうでした。

この時いろいろ話していくうちに、
二人とも征矢先生と密接な関係にあることがわかり、
また、小林先生は指導者として、私はアスレティックトレーナーとして、
サッカーに関わっているという共通点もあり、
当時小林先生が監督を務めていた群馬県立渋川高校サッカー部に
アスレティックトレーナーとして協力していくことに決まりました。
こうして、小林先生が転任をするまでの数年間、
サッカー部のお手伝いをさせていただきました。。

今回の講演は、
ビジュアルトレーニングの理論といくつかの方法の体験と実演見学、
質疑応答という内容でした

実際に具体的な項目として、
二人組になって手指を使った
 『眼と手の協応動作』や『周辺視野』や『瞬間視』のテスト/トレーニング、
紙(今回はA4サイズ)をマス目で区切り
 アルファベットを数字やランダムに記入したものを使って、
 『眼球運動』や『周辺視野』や『眼と手の協応動作』のテスト/トレーニング、
を体験しました。
ゲームのような感覚で、自然に真剣になって楽しめる内容でした。
そして、数字や簡単な計算式の書かれた手作りのカードを使った、
周辺視野』や『眼と手(足)の協応動作』のトレーニングの実演を見ました。
この中には、簡単な足し算引き算の計算を伴うものもありました。

その後の質疑応答では、小林先生の専門である
サッカーのプレーに即した実例の説明などもありました。
やはりビジュアルトレーニングだけでは、
ボールゲームなどの個々の競技のパフォーマンスを上げることはできず、
如何にそれぞれの競技のトレーニングに融合させるかが
重要である
ということです。

おそらく、アスレティックトレーナーのための
ビジュアルトレーニングもあり得るだろうと思います。
何を視るのか、何に着目して視るのか、
何を基準としてどんな変化を見るのか、
視点がわかっていたとしても、
特に人の動作を視るためには
トレーニングと言うか慣れが必要です。

高価なビジュアルトレーニング専門の機器などを購入しなくとも、
如何に安価で有効な方法を考えるか
アイディア勝負だという小林先生のお話に共感しました。

学生時代に「身体運動学」(バイオメカニクス)実習で教わった
櫻井隆志(育英短期大学:当時)先生も、
今日的なアスレティックトレーナー教育の先駆けで、
傷害予防やリハビリの為の身体形態・機能の測定・評価に詳しい
山本利春国際武道大学教授も、
高価な機器がなくとも身の回りにある道具などで
アイディア次第で必要な測定などを行うことができると
おっしゃっていたことを思い出します。

この一回だけではもったいない講演であったと思います。


※1 サッカー医・科学研究会
 1980年代から2000年代始めまで開かれていた
 サッカーに関する多方面の研究(者)が集った研究会。
 現在は開かれていないが、
 ラグビー、アメリカンフットボールの研究者と合同で設立された
 日本フットボール学会がその役割を受け継いだと言える!?
 (サッカー医・科学研究会と日本フットボール学会

※2  第12回サッカー医・科学研究会報告書に掲載された小林先生の論文
『高校サッカー部員の体格、筋力、無酸素パワー
  および最大酸素摂取量について』
小林先生を筆頭者に、他5名の共著となっている。

※3 トレーニング科学研究会
現在の日本トレーニング科学会の前身。


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プロフィール

フィジカル系職人

Author:フィジカル系職人
職業:マッサージ・鍼治療院経営
   アスレティックトレーナー
生息地:群馬
本名:佐藤 暢彦

身体のこと、治療のこと、スポーツのこと、などなど。日頃考えていること、興味を持っていることについて、書いていきたいと思います。

このブログについて:更新作業は治療室内のMacで行なっていますので、早朝や深夜、休業日の木曜に更新されることは基本的にありません。



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